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Channel: レスポンシブWebデザインが必要な理由を分かりやすく伝える画像3つ へのコメント
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ryo より

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コメントありがとうございます!

まず、話の起点となるのはマルチデバイス対応ですよね。
ユーザがさまざまな端末でウェブサイトにアクセスする昨今、サイト運営者としては、スマホ、タブレット、PC、TVといった、さまざまなサイズや特性をもった端末でのウェブサイト表示に対応することが必要です。

そんななか、そういった状況に対応するための1つの手法が、レスポンシブWebデザインというものです。しかし、この対応方法は、あくまで1つの手法でしかありません。

【参考】
「マルチデバイス時代の制作手法の選び方」という記事でその他の手法をまとめています。
http://parashuto.com/rriver/responsive-web/how-to-choose-a-development-method

重要なのは、現在、ウェブサイトが置かれている状況(既存サイトのアクセス状況、運営体制、制作体制、組織体制、予算、納期などなど。。。)に一番あった手法を選ぶことだと思います。理想を追いすぎてもプロジェクトは前に進まないので、たとえば、既存サイトのアクセス解析で、PCやタブレットからアクセスするユーザの反応は良いがスマホ・ユーザの反応は格段下がってしまっているといった場合、早急に個別スマホサイトを構築するのが良いかもしれません。その際、スマホもさまざまなサイズがありますから、状況によっては、さまざまなサイズのスマホからアクセスされることを見越して、モバイル中心のレスポンシブWebデザインを採用するのも良いと思います。

> しかし実際にはスマホでもPC用のレイアウトを望むユーザーの声の方が多かったり、従来のPC側の表示にも不都合が生じてしまうリスクまで現実問題として存在する

こちらに関しては、「手法」の問題ではなく、「実装」の問題だと思います。たとえば、PC用のレイアウトが望まれる理由を詳しく調査しないと、レスポンシブWebデザインという手法自体が悪かったのかはわかりませんよね。また、「従来のPC側の…」というのも、実装がうまくいっていないのが問題ではないでしょうか?

> 本来ここで論点にすべきはデバイス毎に異なったレイアウトのデザインがユーザー目線で必要なのかどうか

一番に優先すべきは、「ユーザ目線で」というところだと思います。ユーザを一番に考えたうえで、さらに、さまざまな状況を考慮したうえで、なにがベストなのかを考える。ユーザにも、運営者にも、そして、制作者にも、バランスのとれた制作手法を選ぶのが重要なのではないでしょうか?

たとえば、極論ですが、ユーザのことだけ考えて、予算、納期、運営体制などを考えなくて良いのであれば、個別の端末向けに特化した、数百パターンのサイトを作るのがベストかもしれません。でも、これでは現実的ではないですよね。

ただ、この制作の「バランス」はプロジェクトごとに違うため、1つの解があるわけではありません。そこが、悩ましいところです。そして、それゆえに、「ウェブ制作はレスポンシブWebデザインが良い」と直球の回答ができないのではないでしょうか?

一度「レスポンシブWebデザイン」と名のつく書籍を読んでみると、なにかヒントがつかめるのではないでしょうか?拙著もありますが、他の書籍でも、そいうったベースとなることはしっかり書いてあるものが多いと思います。

最後にもう一つ。

もし、まだ読んでいなかったら「マルチデバイス対応の際に考えるべき「コンテンツ・パリティ」とは?( http://parashuto.com/rriver/development/content-parity )」という記事も、ぜひ読んでみてください。


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